ありのままの自分

私たちのAAセクシュアルマイノリティ・ミーティングは、ダブル・クローズド(アルコールの問題があるセクシュアルマイノリティのみが参加)の特別ミーティングですが、やっていることはAAミーティングです。
私たちの目的は、アルコール依存症からの回復であり、セクシュアリティの問題をなんとかしようとしているわけではありません。
ですから、普通のAAミーティングとなんら変わるところはありません。
AAに参加するのに診断書が要らない(本人がお酒の問題を感じていて、お酒をやめたいと願っていれば、それだけでAAメンバーになれます)のと同じように、自分がセクシュアルマイノリティだと感じていれば私たちのミーティングに参加できます。

ですが、回復するためには、ミーティングで自分の経験を正直に話す必要があります。
それなのに私たちの多くが、アルコールの問題と自分のセクシュアリティが密接に関係しているにもかかわらず、普通のミーティングではセクシュアリティにかかわる経験を話しづらいと感じていました。

それは、セクシュアルマイノリティに対する世間の偏見があることよりも、自分の中にセクシュアリティを明かすことへの恐れがあったためです。
そのために、安心して正直な話のできる場所として、私たちAAセクシュアル・マイノリティのミーティングがあります。

元々、AA(アルコホーリクス・アノニマス)がアノニマス(無名あるいは匿名)であるのも、70年以上前にはアルコール依存症(アル中と呼ばれます)に対する世間の偏見があったため、ミーティングで正直な話ができるような雰囲気を作るためでした。
AAでは本名を名乗ることも、住所や職業を明かす必要もありません(それでもミーティングでは自分の経験を話しますから、お互いの人生について深く知ることになりますが、それは記録に残りません)。
それでも、AAプログラムを進めれば、ありのままの自分を受け入れて、恐れる気持ちはなくなってゆきます。
自分がアルコール依存症であることを認めるというのは、そうゆうことです。

私たちAAセクシュアルマイノリティも同じです。
ブログ担当者も含め、私たちの仲間の多くが、はじめのうちは「セクシュアリティに関わることは、ここでしか話せない」と思っていましたが、やがて「ありのままの自分」を受け入れて、自分の中の恐れから解放されるようになりました。
やがて、普通のAAミーティングでも、恐れずに自分のセクシュアリティに関わる経験を話すようになりました。

結局、アルコールのとらわれから解放されて、生き方をを変える、楽に生きるというのは、ありのままの自分を受け入れることでした。

ブログでは、みなさんのご意見/ご感想をお待ちしています。
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by aa-sekumi | 2009-09-22 17:38 | アルコール依存症 | Comments(0)
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