人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日本のAA35周年、世界のAA75周年

この週末、ブログ担当者は「AA日本35周年記念集会」に参加してきました。
日本でAAがはじまって、今年で35年目です。

日本各地からはもちろん、海外からもAAメンバーが参加して、合計800人ほどが集まったようです。
海外からの参加者は、米国、韓国、モンゴル、リトアニアの仲間たちでした。
海外の仲間の話を聞くと、アル中のやることは世界中どこでも同じだとわかります。
リトアニアでも、窓を閉め切ってカーテンを閉じて、連続飲酒をやっていたそうです。
私たちの多くが、こんなこと(連続飲酒だけではなく、いろんな辛い思い)をやっているのは、世界中で自分だけだと思っていたことが、実はみんなやっていることだとわかります。
それが病気の症状だからです。
同じ病気なのだから、同じ症状がでるのは当たり前です。
病気なのだから、どんな人でもアル中になるし、同じ症状がでます。
35年前に、日本にAAプログラムを運んできてくれたのは、ジャン・ミニー神父というアメリカ人でした。
神父さまですから、はじめから自堕落に飲んでいたわけではないでしょう。
信仰心も、ありあまるほどあったでしょう。
それでも、病気になったら飲むのがとまらない。
神父さまのAAメンバーは結構います。
ブログ担当者も「AA日本35周年記念集会」で、3年前に出会った神父さま(もちろんAAメンバー)と再会しました。
お医者さんもいます。
ブログ担当者と同行したAAメンバーの一人が医者でしたし「AA日本35周年記念集会」でもお医者さんのAAメンバーと再会しました。
弁護士さんもいますし、大学教授もいます。
その一方で、人生の半分が刑務所を出たり入ったりだったり、ヤクザだったり、ホームレスをやっていたという仲間もたくさんいます。
もちろん、セクシュアルマイノリティのメンバーたちとも再会しました。
みんな、私の大切な仲間です。

でも、飲んでいたころの私には、それがわかりませんでした。
世界中の不幸を一人で背負っているつもりでした。
いつも自分を責めていました。

それが今では解放されました。
私だけではなく、仲間の多くが、同じような地獄からAAプログラムによって、新しい人生を生きられるようになりました。

ブログ担当者は「AA日本35周年記念集会」で役割をいただいていたので、会場を走り回ったりして、くたくたになりましたが、とても楽しい経験でした(AAはボランティア団体なので、なんでも自分たちでやります)。

日本のAAは35年ですが、アメリカではじまったAAは75年になります。
今年の7月にはテキサス州サン・アントニオで75周年のインターナショナル・コンベンションが開催されます。
5年前、ブログ担当者が精神病院を退院してAAメンバーとなった年に開催された70周年のインターナショナル・コンベンションには世界中から8万人のAAメンバーが参加したそうです。
仲間たちが70周年のインターナショナル・コンベンションの話をしているなかで、私は人生のどん底にいました。
それから5年たった今年、ブログ担当者はテキサスに行きます。
夢が実現します。



今月のミーティング案内です。
03月18日木曜日 1900~2130時
新宿2丁目 コミュニティセンターakta
http://www.rainbowring.org/akta/

ミーティングではアルコールをやめて生きる選択をした、セクシュアルマイノリティのAAメンバーがそれぞれの体験を話します。
アルコールの問題に関心のあるセクシュアルマイノリティ(レズビアン/ゲイ/バイセクシュアル/トランスジェンダーなど)の方ならば、どなたでもご参加いただけます。


ブログでは、みなさんのご意見/ご感想をお待ちしています。
TrackbackやCommentsを自由に書き込んでください。
by aa-sekumi | 2010-03-16 22:49 | 自助グループ
<< 伝えたいことがあるから 「セクシュアルマイノリティとA... >>