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死に至る病-それでも希望はある-

わが国の人口は1億2700万人、そのうち飲酒人口は6000万人といわれています。
ブログ担当者が4年前、精神病院に入院した際に教えられた、全国のアルコール依存症患者の推計は、約270万人でした。
したがって、アルコール依存症になる人は多く見積もっても、お酒を飲む人の5%以下です。

全国270万人のアルコール依存症患者のうち、病院などで治療を受けている割合が約10%、さらにそのなかで断酒して社会生活を営めるのが約20%といわれています。
ですから、現状ではアルコール依存症から回復できる人は、10%×20%=2%となります。

ブログ担当者は周囲の(アルコール依存症ではない)人々に

「私が、こうして今生きているのは、奇跡みたいなものです」

と言っています。
なにしろ生き延びるのは2%で、残りの98%は死に至るのですから。
もちろん、飲み続けても死ぬまでに長い時間のかかる人もいます。
それでも、アルコール依存症は死に至る病です。おまけに、現代の医学では完治しない、不治の病です。
Wikipediaの「アルコール依存症」の項目には、次のように記載されています。

『不治の疾患
アルコール依存症になったものが元の機会飲酒者に戻る事は殆ど不可能であるとされている。たとえ身体的に回復し、数年にわたる断酒を続けていた者であっても、一口でも飲酒をすることによって再び元の強迫的飲酒状態に戻ってしまう可能性が非常に高い。そして、進行性の病気であるためにさらに症状は悪化していく。つまり、悪くなることはあっても、決して良くなることはない病気であり、寛解の状態で再発つまり再飲酒をどう防ぐかが治療の重要な点となる。

死に至る疾患
適切な対処をしなければ、内臓疾患あるいは極度の精神ストレスなどによる自殺・事故死など、何等かの形で死に至る。アルコール依存症者の予後10年の死亡率は3~4割と非常に高く、節酒を試みた患者と通常に飲酒した患者とでは死亡率に差が見られず、断酒することによってのみ生存率が高まる。』

出典: フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87

それでも、希望はあります!
アルコール依存症から回復するために、現状の2%を競うような努力は必要ないからです。
現状の回復率2%という数字は、私たちの努力で増やすことができるのです。
私たちは互いに助け合うことで、お酒をやめて新しい人生を生きることができます。
自分ひとりではできなっかたことが、互いに助け合うことでできるようになります。

ブログ担当者のまわりには、命を落とす仲間がたくさんいる一方で、回復して新しい人生を生きられるようになった仲間がたくさんいます。
だから、希望はあります。

7月のミーティング案内です。
07月16日木曜日 1900~2130時
新宿2丁目 コミュニティセンターakta
http://www.rainbowring.org/akta/

ミーティングではアルコールをやめて生きる選択をした、セクシュアルマイノリティのAAメンバーがそれぞれの体験を話します。
アルコールの問題に関心のあるセクシュアルマイノリティ(レズビアン/ゲイ/バイセクシュアル/トランスジェンダーなど)の方ならば、どなたでもご参加いただけます。

ミーティングの形式は「言いっぱなし/聞きっぱなし」です。一人が自分の話をしている間、他の参加者はひたすら黙って聞いています。自分の話をしたくなければパスしてもかまいません。
ミーティングで話されたことは、一切秘密です。外部に漏れることはありません。

ミーティングのはじめに「アルコホーリクス・アノニマス」(通称:ビッグブック)という本の一節を輪読します。ビッグブックをお持ちでない方のために、貸し出し用の本の用意もあります。

参加費もいりません。
1900時に間に合わなくてもかまいません。
本名を明かす必要もありません(メンバーはAAだけで使う名前を名乗ります ネットのハンドル・ネームのようなものです)。
お気軽においでください。

ブログでは、みなさんのご意見/ご感想をお待ちしています。
TrackbackやCommentsを自由に書き込んでください。
by aa-sekumi | 2009-07-13 17:42 | Comments(0)